成人向け頒布物に関して

はじめに

成人指定には性的描写に限らず、暴力的なものなども含まれます。

当イベントは、成人向の頒布物が含まれるため、18歳未満の未成年者に成人向の同人誌の閲覧、販売を防止することを目的として年齢入場制限をしております。
性的表現の規制を緩和するものではございません。

イベント当日、頒布のチェックをさせていただきます。無修正・修正不十分と主催が判断した際には、頒布停止とさせていただく場合がございます。予めご了承ください。

性的表現に関して

性的描写におきましては、わいせつ物頒布等の罪となり刑法175条に抵触いたします。露骨な性器描写や結合部分の具体的な描写には、隠す表現にするようにしてください。

最低限の目安として、性器全体の7~8割程度、または全体が隠れているぐらいが望ましいです。

成人向け頒布物チェックポイント

当イベントでのチェックポイントと、開催地である東京都の「東京都青少年の健全な育成に関する条例」を今一度ご確認いただき、ご理解、ご了承の上でお申し込みをお願いいたします。

修正基準について

当イベントにおける修正基準は、最新の一般的な成人向け商業雑誌に準じたものとしています。

チェックポイント

  • Point.1
    性器描写
    • 性器描写を白抜き、黒抜きで修正を行う場合は、亀頭部分、竿の境目のクビレ、竿部分を太くしっかりとした『面』または塗りつぶすなど修正がされている。
      性器部分のシワ(裏筋など)や血管などハッキリ描かれている場合は、あまり見えないように修正してあるのが望ましいです。
    • 細い線などでの修正は、修正処理をしたと判断をしにくい為、しっかりと誰が見ても修正していると分かるような太さで修正をされているのが望ましいです。
    • モザイク処理を行う場合は、大きなピクセルでぼかしていると分かるように修正がされていることが望ましいです。
      細かいピクセルの処理の場合、未修正とあまり変わりません。
      線画がわかりにくく、修正したという状態にしておくのが望ましいです。

      何ピクセル以上のモザイクでという指定はございませんが、『線画がわかりにくい』といレベルのモザイク修正でお願いします。最低限の目安として原型がわからないぐらいの粗い目のモザイク表現が望ましいです。(小さく表示した際にモザイク処理がかかってるぐらい)

    • 包茎状態でも、修正は必要です。
    • 衣服や布などで隠しているが、性器の形をしっかりくっきりと描写している場合も性器描写とみなされる恐れがあるため修正が必要です。
    • 実写の場合、性器全体をモザイクまたは全消しで性器部分が見えないようにしてください。
  • Point.2
    結合描写
    アナルは性器ではございませんが、性的な行為として結合している場合性器とみなされる恐れがあり、結合部分も修正処理が必要です。
    体液などで誤魔化している場合も、程度によっては修正が必要な場合もございます。モヤっとぼかした感じにしておくのがおくのが望ましいです。

印刷所に入稿してある同人誌などは、印刷所でも修正確認を行っているところも多く、頒布物の停止のお願いをすることは殆どないかと思いますが、今一度、既刊などの頒布物やコピー本などの修正を再度ご確認ください。

修正内容に不安がある場合は、サンプル画像等をメールにてお送りください。確認後、結果をご返答させていただきます。

性的描写について考えよう

修正方法をもっと明確にして欲しいと、よくご質問を頂きます。最低限の基準は設けておりますが、どの程度が「わいせつ図画」にあたるのかということは、法律上明確な答えが出てない為、明確なお答えをすることは出来ません。

当イベントでのチェック基準は、違反に当たらないだろうと思われるレベルとして設定しております。上にも記載しておりますが「誰が見ても修正していると判断できる」ということです。『○○イベント(DL販売サイト)ではチェックOKだったのにこのイベントでは何でダメなのか?』というご質問をよく受けます。何でダメなのかと言う前に、まずご自身が描いている作品が修正が必要な『わいせつ図画』にあたること改めて考えてみてください。

「この程度なら」「ちょっとだけなら」という気の緩みで、法律や条例で処罰を受けることになり兼ねません。そういった処罰が発行者の責任だけでなく、イベント主催、会場などにも影響が出てしまい、同人誌全体がなくなってしまう事も考えられます。そうならないためにも、一表現者として責任ある行動をすべきではないでしょうか。これは決して大袈裟な話ではございません。

そういった中で、当イベントで出来ることして、行き過ぎた表現のブレーキを皆さまにお願いしております。

「言われたから修正する」「指示されたから修正する」ではなく一表現者の責任として、今一度、性的表現について考える事が必要なのではないでしょうか。

「修正」の基準は個人差があります。当イベントでも複数のスタッフが、チェックを行いますので

『誰が見ても修正されている』

と認識出来るくらい、シッカリと修正するように、改めてご理解とご協力の程宜しくお願いいたします。

既刊の頒布に関して

現在、性的描写表現について社会状況が変化してきています。刑法175条に抵触する「ワイセツ図画」の頒布は禁止なっており、既刊にももちろん該当いたします。その為、現行の一般成人商業雑誌に準じた修正になっていない既刊に関しては、過去に開催した当主催イベント『野郎フェス』『おっさんパラダイス』で見本誌確認を受け頒布したものも含め、頒布は自粛するようお願いします。今一度、ご自身の作品をご確認ください。皆様のご理解とご協力をお願いします。